精子の量も増やすアミノ酸の一種

アルギニンは、ルピナスというマメ科の植物の芽から発見されたアミノ酸の一種です。体内で成長ホルモンの合成を促進し、「筋肉組織の増強」、「免疫機能の向上」「血流の改善」に役立つ物質として知られています。

特に男性では、血流の改善による勃起力の向上や精子の増量・活発化が期待されており、中折れや勃起の持続力低下など「男性機能の改善」にも効果が期待できると報告されています。

40代で体内合成量が半減する！？

体内でも合成されるアルギニンですが、実はその量は10代をピークに減少し、40代では約半分まで低下すると言われています。そのため、年齢を重ねるほど、健康維持に必要な量を確保するには、食事やサプリメントなどで体外から摂取する必要があります。
そしてこれは、男性機能への効果においても例外ではありません。精子を構成するタンパク質の大半はアルギニンが占めており、生成に必要な量が不足することで十分な精子が作られず、結果として不妊などのリスクが生じる可能性があります。また、合成量の減少にともなって、勃起力の低下などの悩みが増えることも。
精力を維持していく上ではアルギニンを食事やサプリメントで体外から補いながら、必要量を維持しいてくことが大切です。

アルギニンを効率的に補う食品は？

アルギニンが多く含まれる食品は、鶏肉、大豆製品、かつお節等が上げられます。毎日の食事のメニューに、これらを摂り入れることで精力維持に十分なアルギニンを摂取することができるでしょう。さらに、効果的に摂取するためには、クエン酸などを含む柑橘系や酢の物、またビタミンB6を含むカツオやマグロと一緒に摂取したほうが良いと言われています。

ではどのくらいを目安に摂取すれば良いのでしょうか？実は、厚生労働省においても正確な摂取量は定められていません。しかし、平均的には1日に1g～8gを摂ることで成長ホルモンの分泌促進や筋肉量の増加、体脂肪の減少などの効果がみられたという報告があります。

上記のような食品と目安を元に、食事から毎日必要量のアルギニンを摂り入れることで、精力を維持していくことが期待できます。一方で、メニュー選びや毎日の食事に意識的に取り入れていくのは意外とハードルが高かったりしますよね。

実際そういった声も多く、サプリメントを活用することで、必要な量を手軽に摂取していくという方が最近では増えています。食事メニューを気にすることなく、必要な量を補え、簡単に摂取することができるため、続けるのが難しいかもと思った方にはこちらがお勧めです。